11月の日記
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11月30日
こんなへたれMAILが来た。
1956年7月22日、私は生まれた(ババア?)。ドイツのベルリン郊外にあった生物兵器研究施設で。ヒューマンファーム(英語?)と呼ばれる所。そこはナチスの残党(出た!)が運営し、私の部屋にはいつも鍵十字の垂れ幕がかかってた。いつも鼻を突く臭いと研究者(研究者は貧乏人には付かないんだけど。ましてやアメリカのバカ白人農民かヨーロッパの貧乏な若造ぐらいしか資金源がないに等しいナチには)に囲まれて育った。毎朝アドルフの写真を見せられて「これがお前の偉大なる父だ。」と言われた。
私は色々な人の血が流れてるの。ナチス親衛隊の人達や運動能力の優れた人達、IQ値の高い人達も。もちろんお父さんの血も流れてるわ。ただ、私は人の姿では生まれて来れなかった。1962年の春に、そこが無くなってから(怪物を合成できる科学力があれば、それ売ったらナチなんてやってられんぐらい大金持ちになれるやん!)、私はカネダという日本人(マイケルジャクソンというアメリカ人の方がリアルだと思う)に買い取られ、今日本に居るの。でも1973年の秋にカネダは殺されたの。それからずっと私は独り。いつも下水道の中に隠れてるの(15年もドブに住んでたのか!)。
でもある日、食べ物を取りに上に上がったら、若い女の子が私を見て驚いてバッグを置いて逃げていったの。その中に買ったばかりのこの電話が入ってた。だから私はこれを使えば食料に困らないと考えたの。このメールが届いた人の番号(なんの?)が私の持っているパソコン(ドブ住まいなのにパソコン持ってるなんてブルジョアだね。つーかドブって地下だから携帯通じないけど)に転送されるようになってるの(どこで充電? つーか充電器は?)。
そのパソコンから私の電話に貴方の個人情報が送られてくるの(オイオイ、電話代どうやって払ってんだよ)。そしたら私はその人の所に行けば食料を確保出来るでしょ?ちなみに私の体にはアインシュタインの血も流れてる(アインシュタインはユダヤ人やぞ?)わ。こんなプログラムを造るのは簡単(プログラムとアインシュタインにどう関係があるんだ?)だったわ(プログラマだったら俺も募集中だからバイトしない? まともなコード書けて仕様書読めたらタイラントでも可)。でも私もそこまでは食べ切れないから24時間以内にこのメールを5人に回した人は食べないようにしてるの。5人に回せばパソコンから貴方の番号は自動消去される(アインシュタイン出してまでもったい付けた割には、そこらの大学生でも造れそうなショボいプログラムだなぁ)わ。
信じなくてもいいのよ。責任は自分で取るんだから。罪には罰がある。分かるわね?
それでは貴方の成果に期待してるわ。回さなかったら、次の日の夜の2時に(もう過ぎてる)貴方の所に向かいます。会うのを楽しみにしています(約束をすっぽかすなんてヒドいじゃん!)。
です。いやぁ、みんな好きですなぁ。あと、イマイチ笑えないのと明らかにときメモ2で調べてないのはありがたく没にさせてもらいましたんで。
つーか、明らかに調べてないのは完全にイマイチ笑えないという条件をも兼ね備えていたのは驚くべき素朴な発見でした。
まぁ、いくら明記してなかったとはいえ、やっぱ25日の日記見てときメモ2で調べずに送ってくる人は、ちょっと周囲が見えてないかもしれませんねとか言ってみるテスト。
11月25日
今日は、ときメモ2を買いました。
今回のときメモ2では、主人公の名前を喋ってくれるというエモーショナルボイスシステムという奴が搭載されています。
そりゃあ、早速楽しまねば! というわけでさぁ、今日からしばらく
おおむねと言ったのには理由があって、じつはショタケットの出展者はほとんど女性だけど購入者はほとんど男という不思議な実状がありまして、現段階では少年王道ストーリー漫画に原作者ほったゆみそのものがもともと持ってた属性であろうやおい要素をしこたまブチ込んで、かつて絵が上手いというだけですもう取りの漫画を描かされたりしたからなかなかヒットに恵まれなかった小畑健が居直って、売れるためだったらどんな萌え萌え美少年も描くという超居直り(ここは、小畑健にもともとショタ属性があったとは考えたくない)作戦が大当たりしているようです。
とある理由でここしばらくジャンプ系のサイトをいろいろ嗅ぎまわってて、そう思いました。
11月19日
最近読める記事のレベルアップ著しいゲームラボの最新号に掲載されていたコラムオダジマ、かく語りきのテクニカルライターへの道というコラムを読んで、この通りなんだからしょうがないと思った俺は既に、世間的にはライターということになってるんだろうなぁと思った。
これは心の底から言えることだけど、いちばん理想的なのは本業となる専門職を持ちながら、その専門を活かした月イチの連載コラム2本という線です。場合によっては、専門知識コラムを月イチにしてあとは月2本以内で馬鹿コラムの連載ぐらいでしょうか?
この程度に抑えておくのが、正直いって一番です。
それ以上にすると、本業に差し支えるから。
ライティングを頼まれる人は、それなりに文章の書ける有能な人なんでしょう。もしかしたら小田嶋氏も脅威と言明してるように、プロ以上のスキルを持つ凄腕のWeb系素人かも知れません。
でも、ライターの仕事で今以上の収入を得られるとは思わない方が得策です。だってライター仕事は、本業で得られる経験をもとに勘案されてる場合がほとんどなんで。そもそも時給で考えれば分かりますが、向こうから依頼してきたものを良きに計らえ式で描いてる方が、営業の手間が省けて結果は趣味と実益を兼ねた土日の割のいいアルバイトとして人生にメリハリを与え、本業にもきっとプラスとなるでしょう。同僚より、年に20万円ばかり余計に儲けてそれで充分じゃないですか。
普通に生きる人は、それ以上の連載を抱えるべきじゃないと思うんですがいかがなものか? 俺はごめん被るけどね。
11月18日
前略、単刀直入に言わせてもらうがタダとは言わないので電子遊戯大全と電視遊戯時代を俺に譲ってくれるという奇特な方はいらっしゃらないのか。
どっかの古本屋で売ってたというタレコミ情報も大歓迎。礼ならたっぷり言う。
うわ〜ん! 次の出版企画の資料集めで俺破産するんちゃうやろか。
11月17日
アスキーから出る企画屋稼業と太田出版の超クソゲー2の仕事のあいまに、なんとなく本業のヘル専(ヘルプ専門)仕事をサクサクやる。思えば、企画屋稼業を売込んだり書いたりするためにヘル専稼業はずいぶんおろそかになってたもんで、本末転倒です。
でもどんどん出来てきてるみたいだから、いいや。
その間に、次の本の出版企画のための資料を集める日々。
ちなみに、まだどこにもプレゼンテーションしてないので、企画が通る出版社があるかどうかは全く不明です。どっか通るといいなぁ……。
11月16日
ブレイドに出てきていたトウのたったコギャル風3人組は、どうやら海外でカルトな人気の少年ナイフであったもようです。
情報ありがとうございます。
ところで俺思うんだけど、海外で少年ナイフのファンってのは相当な世界のダメ人間さんたちのような気がしてしょうがないんですが、そこんとこどうなんでしょうか?
11月15日
以前、ブレイドを見たのを思い出した。
黒人のダンピール(人間とヴァンパイアのハーフ。菊池秀行の造語)のヴァンパイアハンターがヴァンパイアのクランを壊滅させるというヴァンパイアハンターものの王道な内容で、アクションシーンがかっちょええのでオススメです。
そんなこの映画の中で、ヴァンパイアの隠れ家の入口に使われてる日本人キャバレーとおぼしき店のステージに立って歌いながら踊ってるコギャル風の3人組はいったい何なんでしょうか? 歌ってる内容も、チンチン〜ブラブラ〜みたいな感じで、ものすげえモンドな感じです。
つーか、日本であんな歌は聞いたことがねェよ!
このコギャル風3人組(ただし、3人とも高校生ぐらいの歳には見えなかった)の情報を教えて頂きたいものです。
11月14日
帰ってきて仕事して寝た。本当にそんな感じだったからしょうがない。
11月13日
今日は、待ちに待った大阪方面の連中との飲み会。
超飲むぜ〜! 酒をよ〜! つーか今日も炙り屋〜! 当然食うぜキュウリをよ〜!
俺、BB、箭本、ISA、横山浩子&六鹿文彦夫妻、一日郎、神無月久音、saboというメンツが集合しました。
結果は、明け方5時。
話題の内容は、
犬ってタイトルのエロゲーはすごいよな。
バイオハザードみたいなシステムのポスタルを作ってタイトルをトレンチコートマフィアにしてはどうか、ノベライズはトム・クランシーで。
ゴルゴ13くりそつのキューピッドが主人公のハードボイルド狙撃恋愛シミュレーションラブスナイパーというゲームはどうか、ノベライズはトム・クランシーで。
会話シーンはサクラ大戦みたいなテロリスト育成の恋愛シミュレーションはどうか、戦闘シーンはコマンドスかレインボー6みたいな感じで当然ノベライズはトム・クランシーで。
ポリゴン対戦型エロゲー。ポリゴンキャラがセックスシーンをリアルに再現。キャラデザは三条友美。
ポリゴン課長。
退職しましたぜ?
と言うような、いかにも箭本君テイストの溢れる会話になってたご様子です。
で、気が付いたら明け方の5時となってました。
11月12日
この大阪に出てきてから毎日使ってる中華料理屋があったんですが、ここが妙に小汚くて参ります。どのぐらい小汚いかっちうと、餃子の王将なみにネバついてると言えば分かるでしょうか?
大抵のものは安くて旨いのはいいんだけど、とにかく店そのものが異様に油臭い。
それでも我慢して毎日昼飯を食ってましたが、今日は机の上に茶羽ゴキブリが歩いていたので、デコピンで吹っ飛ばしました。
この時、この店の油くささって奴の正体がゴキブリくささだったということに嫌でも気付かされた次第です。まぁ、それでも飯は食ったんだけどね。
11月11日
やはりこの時期に大阪に出てきて、PCの前にいられないというのは相当にマズい感じです。
今日来たMAILを見て、僕チン本気で今すぐ家に帰ろうかと思いまちた。
世の中は、俺が身動き取れない間に確実に動いているよ!
11月10日
今回の大阪で一番困るのは、この時期いろんな仕事が色々テンパりつつあるにもかかわらず、大阪に1週間も滞在しなければならんということです。
そのせいで、アスキーの本企画屋稼業の著者校は俺の滞在先の大阪のホテルに発送してもらう破目になる始末。
白浜出発時に頼んでおいたものが、今日届いたわけです。
俺の仕事はご存知の通り、大量の資料とPCとフィルコのメカニカルタッチフルキーボードが必要な商売なんで、自宅以外ではマジでほとんど何も出来ることがありませんから、こうやってレイアウトに流し込んだ文章のチェックをチマチマやるだけでも充分なヒマつぶしになってイイもんです。
やらなアカンことが大量に貯まってるにもかかわらず、いま出来ることがなにも無く、誰かに会う予定すらも無い9日の夜は本当に最悪であったことよのう。
そんな事情をさっぴいても、こうして著者校が届くというのは感慨深いものがありますね。
11月 9日
今日は朝から研修開始。
朝9時から研修が始まるから、前日からホテルに泊り込んでおかないと間に合わないわけです。
んで朝から会場に入ってみると、各人の机の上に
A4判で450ページの本 …… 1冊
A4判で60ページの本 …… 1冊
B5判で700ページの本 …… 2冊
B5判で300ページの本 …… 1冊
各種小冊子 …… 合計1000ページ分以上
と、紙だけで4キロぐらいありそうな勢いでした……俺は4日でこんな研修を受けるのか。
11月 8日
今日は、明日から始まる意味不明の研修に参加するために大阪に行くことに。んで夕方には大阪に到着。
時間も早いので、いっしょに夕飯でも食おうと思い立ちBBさんに電話、焼肉屋に行くことになった。
炙り屋という焼肉屋に到着後、BBさんと馬鹿話をしながら飯を食うんだけど、ここでBBさんに薦められたくせになるキュウリというメニューがショックを受けるほど旨いので、忘れないうちにここにレシピを公開しておくことにする。
1.生のキュウリの表皮を半分だけ縦に削り、2センチぐらいの幅に切る。
2.キュウリに絡まる程度にゴマ油をかけ、あえる。
3.味塩をふりかける。
こんなにシンプルな料理なのに、異様なほど旨いのはなにごとでしょうか。
でもとりあえず、安いと評判の焼肉屋で1人5000円も飲み食いするのはどうかと思った。
11月 7日
明日から、一週間ばかり大阪に行きます。
つまり、この一週間にこなさなければならない仕事は前倒しにしなきゃならんわけです。その前準備で、いろいろ原稿を仕上げて脳がスカスカになりました。
11月 6日
今日は、久しぶりに近所のコンビニいしづちに行った。
いしづちと言っても、和歌山県方面以外の人以外には大阪のごく一部にしか知名度がないだろうというぐらいマイナーなローカルなフランチャイズです。さてこのいしづちですが、コンビニチェーンのくせに名前がひらがなというのも味がありますが、もっと味のある特徴があります。
その特徴をひとことで言い表すと、お尻倶楽部を売ってるコンビニという言葉で全てが語り尽くされます。
……あ、見てみない方がいいですよ。
おにぎりやアイスクリームやペプシを売ってるその横の本棚の半分以上が本屋でもなかなかお目にかかれないマイナーなエロ本で、しかもそのうちの半分ぐらいがSMとスカトロ関係という、普通の本屋も裸足で逃げ出すマニアックなラインナップです。あ、ちなみに本棚の非エロ本の中でもデラべっぴんとかはまだまだエロ本とは見做さない計算をしています。
そんな夜のコンビニいしづちですが、最近は和歌山県にもローソンが進出してきたためどんどん追いつめられてきました。
地方ならではの特色のあるコンビニはこれからも残って欲しいところですが、弁当と同じ所でお尻倶楽部は売って欲しくないかなぁ……。
11月 5日
今日は、TVにて少年Hを見た。
これは、妹尾河童が出版して事実誤認を50箇所ぐらい突っ込まれまくって訂正した小説少年Hをもとに制作したものだそうです。
この中で、ひとつリアルだと思ったのは男姉ちゃんと呼ばれるキャラクターについて。
元旅回りの劇団の女形だった映画館映写技師という設定で、はっきり言ってオカマなんだけどカリカチュアライズされてない生の市井に紛れるオカマな感じで非常に親近感が湧きました。
なんで親近感が湧いたかっていうと、以前オヤジの会社にいたAくんがまさに男姉ちゃんだったのです。
以前彼が会社を辞めたあと、冗談でA君男と腕組んで女装して歩いてるの見たでと言ったら、彼を知る従業員全員彼にとって、それが一番幸せなんじゃないの? という意見に達するぐらいバリバリのオカマ。本人隠してたつもりだったんだろうけど、やっぱみんなもそう思ってたのね。
男の体に女の子の精神で生まれたという苦悩がありありと分かる気の毒なA君でした。だから思春期を迎え、自分の心が女であると気付いたA君は、それを隠すために中学校ではとんでもなくキれた不良を演じていたようでした。彼が辞めたあとで中学時代の同級生が入ってきて、その武勇伝を多数聞かせてもらいましたんで間違いないでしょう。でも悲しいかな、それは男のキれかたじゃあなかったわけです。
その後、一人だけ着替えのときに誰にも見えない別室に行って着替えて、あまつさえいきなり誰かが入ってきたらあっ! って声を上げて、とっさに裸を隠そうとするぐらいに心は女の子でしたわ。
だから当然、ブ男な俺のことは大嫌いだったみたいですなぁ。俺はオタクだから、この嫌に男臭い社会の埒外にあるいわば同志なんですが、オカマはとりあえず女より面食いなのがいけません。別に俺も、男姉ちゃんには発情しねぇよと言いたい。でもなんで、心は女の子なA君が建築業なガテン系の職場であるオヤジの会社に入ってきたのかは、いまもって分かりません。
そこまで男好きだったんかなぁ?
11月 4日
今日は、くそゲーハンター用のゲームを猿プレーイ!
おー! のー! ぐわー! 脳が沸く〜!
11月 3日
ちょっと前からある事をやりたくて、なんとかコミケに参加する方法はないかと模索中。
当然、コミケに行かない教の熱心な信者である俺が行こうかなと思うからには、それなりに理由というものがあります。
これが成功すれば、今回の本がらみでいろいろ重ねざるをえなかった不義理をちょっとでも償うこともできるかもしれないなぁ。
11月 2日
夜、酒飲んで階段を歩いていたらけつまづいて足の生爪が剥がれた。うえ〜ん。
11月 1日
今日、昼飯用に作ったキムチ鍋がここ数年来ないほどの大失敗。
本気で吐きそうな味わいに仕上がってしまいました。味のせいで吐きそうになるなんて、ずいぶん久しぶりのことです。
いやぁ、自分で言うのもナンですが、こんなもの食って吐かない奴はいません。なんつーか、地獄の飯ような味わいともうしましょうか。ほんとにどぶに落ちた残飯に便所のゾウキンのしぼり汁をかけたモノを食わされてるような味がしました。これで造ったのが自分でなければ怒り狂ってるぐらいのすさまじい味です。
あまりにも凄かったので、ここにレシピを公開します。
ヒガシマルのキムチ鍋のもと……瓶半分
なめこ……少々
まいたけ……少々
しめじ……少々
白ねぎ……1本
白菜(腐りかけ)……8分の1
にんにく(腐りかけ)……4かけら
ここまでは、それほど間違ってなかったと思います。ただ問題はズバリ
マメ(牛の腎臓)……2個
でしょう。この腎臓は、当然尿をろ過する器官です。だから存在そのものがしょんべん臭いわけですな。
だから普通は漬けダレに漬けて焼肉にしてるということがよく分かりました。間違えても鍋に入れて煮てはいけません。
俺はこれでも、かなりマズいものでも食える方です。その俺が本気で食えないというぐらいだからどのぐらいものすごい味なのか一度自分でも作ってみましょう。