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Prompt Diary

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12月31日
 
 さて、今日で1900年代も終わり、あと数分で2000年代が始まるわけですが、俺は志を立てることにしました!
 
 でも達成できないと恥ずかしいので言わないことにする。
 それより、とっとと更新せねば!
 
 
12月30日
 
 今日は、シェンムーが終った……いろんな思いが溢れすぎて言葉が出ません
 とりあえず、超クソゲー2の原稿にしよう。コレは。
 
 
12月29日
 
 今日は夜中の3時頃家の前で酔っぱらいのオッサンが道に寝転がって大声を出しながら暴れていたが、皆1時間ほど放置していた。
 オッサンの怒鳴り声がなぜかそんなに不快ではなかったのと、死にかけのゴキブリのように道に寝転んで暴れているオッサンの姿が存外に面白かったので皆なかなか警察に通報しませんでした。
 しかし、さすがにこのクソ寒い時期にオッサンを放置してれば凍死すると心配したのか、ご近所の誰かが警察に通報したもよう。
 オッサンは、道端よりは遥かに暖かいトラ箱で夜を過ごすことになったもよう。命拾いしたな、オッサン!
 
 
12月28日
 
 みんなどうもライターというのは1日中文章を書いてると思いがちですよね。
 いや、これは自分がライターになる前にそう思い込んでたからそう思ってるというだけなんですけど。実際、よく1日中文章書いてて疲れませんか? とか聞かれますが、俺の場合は文章書いてる時間なんて、まぁ1日のうちで3時間もあればいい方です。
 
 しかもそのうち1時間は、この日記をダラダラ書くのに使ってたりしますから、真の実動時間は誰もが驚くほどの数字になってます。
 ではそれ以外の時間でなにをやってるかというと、各出版社の担当編集者さんや友達のライターとの馬鹿話や情報交換といった営業活動であり、自分自身のマネジメントに割いてるわけです。
 
 ……こう書くと、なんかものすごく優雅でのんびりした暮らしぶりに見えますな。このブルジョアは誰やねん! と言いたくなります。
 営業する時間というのがなければ、割のいい仕事自分の方向性に向いた仕事、あと単行本の企画を通すなんていうデカい仕事を落とすことができなくなるわけです。
 特に単行本、それも書き下ろしだったりすると、事前の仕掛けがモノを言いまくる上に収集しておくべき情報も多々あります。だからなおさら馬鹿話や顔つなぎが重要になるわけです。
 
 ところでいま、書き下ろしは連載コラムの単行本化とかに比べて嫌うライターさんが多いのが実状ですね。実際、売れっ子ライターほど嫌がってるようです。というか、ある程度以上売れると、よほどの理由がない限りは書き下ろしの単行本を書かなくなります。これは、連載コラムの単行本化だと
 
締め切りが定期的に訪れるので目標が立てやすい。
雑誌での人気によって売り上げの予想が付けやすい。
雑誌での原稿料と単行本での印税が貰えるので、1粒で2度おいしい。
 
というメリットがあるからです。実際、書き下ろしの単行本を書くだけで生活が出来るライターなんてテクニカルライターしかいないんじゃないかとすら思います。
 
 それでも、書き下ろしには書き下ろしの良さというものがあります。それは、
 
定まったフォーマットが無いため、バラエティに富んだ形式を採用出来る。
連載特有の字数制限というものがないため、わりと好きな長さの文章が書ける。
連載に比べて他人にかかる迷惑が少ないため、連載したらヤバいことでも書きやすい。
 
という部分です。……う〜む、儲かるとか得するという部分に直結する要素がぜんぜん無いのに改めて気付かされます。
 とはいえ、その結果面白い本に仕上げることにより読者の皆さんに読んでもらうことで儲かったり得したりしたいものですなぁ。
 
 
 
 
12月27日
 
 26日のコミケで、おとなランチ片倉真二氏原画のゲームの企業出展があったようですな。そこで、自ら進んで売り込み役を買って出たもよう。詳しくは26日の本人の日記コンパニオンをやってた川本綾美さん26日の日記をご覧ください。
 うーん、東京で会ったときも思ったけど、なかなか胆が据わってますな。こりゃマジで大物になるかも
 
 
12月26日
 
 今日は寝るためにまどろんでる最中、また何か重要だったことを忘れてることに気が付く。
 これは、たぶん3〜4年前のことで、たぶんなんで俺がライターになったのかに密接に関わってるはずのことだけど、そもそもそれがどういうことで何故関係があるのか
 あと俺にとって重要人物であるはずの誰かがいったい誰だったのか、その部分がスッポリ記憶から抜け落ちてるという、つまり何を忘れてるのかすら忘れてる、にっちもさっちも行かない状況です。
 
 たぶん、今は没交渉になった誰かと、その人が関わる俺がすっかり忘れてる大きなイベントがあるんでしょうな。いつか思い出す日が来るんだろうか?
 なんかこうもスッカリ忘れてると心に空洞があるような気がして不安になりますな。あ〜ヤダヤダ。とはいえ、こういう感覚は誰にでもあるんでしょうなぁ。
 
 
12月25日
 
 今日は届いたログインを読む。連載が終了して久しいのに、今でも見本誌を送って頂いてるログインに感謝することしきり。
 
 で、この中で掲載されている池田貴族氏のコラムが、イラスト担当のすがわらくにゆき氏の穴埋めマンガになっているのを見て心配していたところ、今日のニュースで池田貴族氏の訃報が流れました。
 
 末期ガンだったそうです。
 
 もちろん俺は池田氏と面識があるわけでもありませんし、池田氏が俺を知ってたかどうかも非常に怪しいといえるでしょう。
 ただ、それでも同じ雑誌でコラムを連載していたんですから、それこそ袖擦り会うも他生の縁というレベルの縁があったような気もします。
 
 なんにしても、せめてあと1週間あれば2000年を迎えることが出来たのになぁ。この時期に亡くなる方は、その点がけっこう気の毒ですな。
 
 
12月24日
 
 今日は、クリスマスイブだというのに昨日とはまた別の某ゲーム会社の社長と電話でミーティング。
 クリスマスイブの夜中まで仕事という社長業の大変さを気の毒に思ったが、よく考えたら俺も仕事してるじゃん!
 まぁ家で仕事してるだけ俺の方がラクかもなぁ。
 
 そう言えば、ゾルゲ市蔵さんの本、美食倶楽部バカゲー専科外伝 謎のゲーム魔境がやっと到着! つーか、BBさんが見るに見かねて探してくれたんですが、日本橋にすら全然売ってなかったそうです。
 
 当然どこの本屋のゲーム雑誌コーナーにもまるで在庫がなく、諦めて帰ろうと思って寄ったサブカル書籍系の棚に刺さっていたもようです。
 あっはっは! 超クソゲー買うときに皆さんがした苦労を俺やBBさんもしたということですな! そうなんだよ、こういう感じの本は超クソゲーなんかも含めてサブカルに分類されるんだよなぁ……。
 
 
12月23日
 
 今日は、クリスマスイブイブ(という言葉が、90年代前半のバブルの残滓が残ってた頃にあったんですよ)だというのに、某ゲーム会社社長と電話でミーティングというか馬鹿話
 ギャルゲー造るより、ギャルを捕まえることの方が先決なような気がしてきました。
 
 
12月22日
 
 やっと、MAILが届くようになった。やれやれ。
 
 
12月21日
 
 今日は気分が沈んだまま原稿を書いたが、出来が良くないので全部ボツにした。ギギギギギ!
 
 
12月20日
 
 今日は朝から様子がおかしいと思っていたら、サーバマシンの入れ替えのせいか俺んとこにMAILが届かなくなってるやんけ!
 しょうがないので、俺に用がある人は携帯か家に電話するかFAX、もしくはこっちへMAILください。
 
 しかし、いつになったら復旧すんねんコレ!
 
 
12月19日
 
 今日、まだ出てないだろうと高を括ってゾルゲ市蔵さんに電話したところ、バカゲー専科外伝 謎のゲーム魔境は既に絶賛発売中とのこと! うえ〜ん!(なぜ泣いてるかは秘密)
 
 発売されてるんなら欲しいよ! ってことでさっそく買おうと思って近所の本屋に電話するも、もう売り切れた後でした。しくじったぜド畜生!
 
 俺が風邪で寝込んでる間に世間は動いてたようですなぁ。
 
 光速船ネタとか楽しみなので、俺はさっそく通販で注文することにしました。皆さんもどうですか?
 
 
12月18日
 
 ちょっと落ち着いた。昨日はわりとヤバい状態だったといえます。
 
 
12月17日
 
 かなりキツい発熱で大フィーバー。いろんなものが見えた。
 死ぬかと思った
 
 
12月16日
 
 やぁエビバデ! ごきげんはいかがかな?
 俺は風邪引いてなんかもうすごい状態だよ、なんか気持ち悪いの通り越して気持ち良くなってきたぐらいさ!
 
 う〜ん、これは昨日までひいてた風邪が治ったと判断して頭を刈り上げてスッキリしすぎたせいかな?
 
 とりあえず、今日は自分だけが楽しくてしょうがない状態なので、皆さんはNewgroundsPICOでも見て楽しんでおいておくれ!
 
 ポスタルサウスパークが大好きな皆さんには超オススメだ! 要英語力&ショックウェーブだけど、中学程度の英語が分かれば充分さ! じゃアディオス!
 
 
12月15日
 
 13日の日記について、わたしは元禄時代とかにちょうピッタリじゃないですかカルメン伊藤に抗議される。
 そういやその通りか。やはり人間は必ずどこかに居場所はあるものなのかもなぁ。なんか自分の芸風が分かってるのはすごい強みですな。
 
 しかしそれにしても、一日郎さんの骨折入院は長いよなぁ。もうかれこれ1ヶ月になりますがこんなに長いと心配になってきます。
 
 
12月14日
 
 俺の知らないどこかで俺に関わる問題が発生しなんらかの展開を経た後俺が知らないままその問題は解決したようです。
 んで俺の手元には、まったくチンプンカンプンの謝罪MAILが突然届く破目になりました。その文章をここに公開することにする。
 
そのMAIL(一部略)

 俺のサイトでの、12月13日の日記についてのいいわけを、簡潔にまとめたいと思います。
 貴殿の場合、掲示板での書き込みも含まれます。
 
 私情ですみませんが、あの日も俺は学校に行く事が出来ず悩んでいたところ、不本意ながらあんなイカレた日記を書いてしまった。UPしてしまったことに他なりません。
 
 内容については、訂正文にも書かれているように、貴殿の他に、貴殿と相関関係を持たない複数の人物にも向けられているようです。
 支離滅裂な文章になっているのは、その為だと思います。
 リンクを張るのは止しますが、名前だけでも挙げておきますのでご了承ください。
 ○○○○さん。○○○○さん。○○○○さん。○○さん。○○○さん。
 あと他におられるかも知れませんが、俺にはこれ以上把握できません。
 
 自分の言い分ですが、自分が誤解を受けないために、遠まわしの誤解が生じてしまったのだと思います。
 日記での非礼、申し訳ありませんでした。
 本当に自分に向けた内容でした。訂正が遅すぎた事を後悔しております。
 
 貴殿には、多大なご迷惑をお掛けした事を心から謝罪いたします。
 たまたま、パズルのピースが合ったのだと思って頂くしかありません。本当にそうなんだと、無責任にも自分は思っております。
 
 12月13日の日記は、すべてフィクションと考えて頂ければ幸いです。
 
 本当に心から謝りたいと思います。ごめんなさい。
 今後二度とこのようなまねは致ししません。
 
 御返事はいりません。
 
 それでは失礼します。
 
 このMAILは俺がこのサイトを毎日チェックしてることを前提として書かれてますが、俺はこのサイトの存在そのものを今の今まで知りませんでした。というか、いまだに知りません。ゆえに当然、なんのことなのかサッパリ分かりません。
 そもそもどこのサイトのどういう問題なのかすらサッパリ和歌山県状態であり、俺にどうしろというのか?
 
 とりあえず、謎は謎のままですわ。まぁ俺は知らないんで気にするなとしか言いようがありませんが。
 
 
12月13日
 
 テンパり具合が頂点に達したので、昨日から今日にかけてアルスラーン戦記とブギーポップとグインサーガの最新刊とキリンヤガを読みました。
 あと、カスタムロボと蒼魔灯も終了。つまり、この2日は遊びっぱなしだったというわけですな!
 どれもそこそこに楽しめると思うけど、いちばん面白かったのはキリンヤガだったなぁ。
 
 このキリンヤガ、マイク・レズニックという海外のSF作家の出世作で、アフリカのキクユ族を題材に取り上げたユートピア小説です。
 アフリカ回帰主義者ならぬキクユ族回帰主義者であるケンブリッジとイェール大学を卒業して博士号を2つも持ってるムンドゥムグ(祈祷師)コリバ(主人公)が、伝統を失って久しいケニヤと地球を妻子ごと捨てて、同じようにキクユ族回帰主義者の仲間とともにキリンヤガ(ケニア山)と名付けられた植民惑星に移民して失敗するという話です。
 ユートピア小説というのは、ユートピアが崩壊していく様を書くから面白いわけで、渡部淳一の失楽園だってゴージャスな不倫カップルが破滅するまでのことをクールに書いているという意味では、親類縁者の迷惑を顧みず自分だけイイ思いをする悪党は必ず破滅するのだという見事なまでの勧善懲悪モノであるといえます。
 
 そう、キリンヤガの中で出てくるコリバだって、自分たちのパラダイスである古来のキクユの生活を実践するという自分にとってのイイ思いをしようとしています。しかしコリバが標榜したユートピアは白人に出会って以後のものでしかなかったため、ンガイ(キクユの神)の怒りを買ったのか、最後にはある事実を良かれと思って隠していたため破滅してしまうわけです。
 
 とりあえず、キリンヤガが気になった人は2章の空にふれた少女だけでも読んでみましょう。
 天才的な才能を持つ少女が、その才能がその社会の規範に沿わないがゆえに悲劇的な末路を迎えるという話です。
 これ見て思ったのが、知り合いで恐縮だけどカルメン伊藤氏みたいな奴は江戸時代に生まれてたらどんな破目になってたんだろ? という薄ら寒い思いです。
 
 これが松原圭吾氏とかだったら学者になるであろう兄貴の助手として(彼は勇者そのものにはなれないかもしれないが、手にするものによっては強力な剣や鎧となることはできる)その異能を天上天下に知らしめてるだろう(評価は松原兄弟としてしか残らないにしても)とか、片倉真二氏であれば如才なく自分を売込んでどこかの旦那のお抱えの絵師になって安定した生活を得るだろうとか、一日郎氏だったら俺と同じく誰かに拾ってもらわない限り才能を埋もれたまま腐らせてしまうだろうとか思うけど。

 カルメン伊藤の場合はどうやって生きてるのか想像すらできないからなぁ。せつない話ですわ、冷たい方程式なみに。
 
 
12月12日
 
 ZDNetを見てたら、なんだかトホホなニュースが流れてきました。
 
ケベック州政府,ポケモン/マリオの「仏語版出さないなら訴える」(ZDNetより抜粋)
 
 カナダのケベック州政府は9日,任天堂とソニーが人気ゲーム製品のフランス語版を大晦日までに出さない場合,両社を訴えると脅しをかけた。(後略)
 
 ……これは、モノ造る奴は嫌がる言いぐさだよなぁ。
 任天堂やソニーのゲームを楽しみにしてる小学生の良い子たちが、フランス語でも読めるようにしてほしいという署名を10万通集めてきたとかならやる気も起きるけど、州政府に恫喝されたんじゃ気分悪いよな……とまぁ、ここまではゲームを実際に作ったり売ったり流通させたりのゲーム業界最前線の兵隊レベルで止まる世間話。
 
 でも今日は州政府側の事情も考えてみましょう。
 実はケベックはカナダでも公用語がフランス語の地域で、もとはフランスの植民地だったその心意気を今に伝えている場所です。何年か前にはカナダからの独立騒ぎまで起こしています。
 だから、英語を毛嫌いすることにおいてはフランスをしのぎます。だってケベックのフランス語文化圏は廻りを全部英語で包囲されてるんですから、細心の注意を払ってケベックのフランス語文化を守らなければならないはずです。
 
 そう考えれば、自国に流れてくる英語の何かは出来得る限りフランス語化しようというのは理解できなくはありません。それは自らのアイデンティティに直結した問題ですから。
 
 でもなぁ、翻訳コストの何割かを負担するというならともかく、州政府が強制するのはいかがなものか?
 
 
12月11日
 
 いまさらかも知れないけど、世界一醜い日本人への手紙という自称在日韓国人による日本批判サイトがぶっ潰れてました。どうも小林よしのり信者が小林よしのりが裁判で負けた腹いせに下っ衆いことをやらかしたようですが、まぁ小林よしのりはともかく小林よしのりのことをよしりんって言うような読者(以下ヨシリン)にロクなのはいねぇわなぁ。
 
 あと、このサイトは在日韓国人が下衆い言葉を並べ立てて日本人を誹謗しながら過去の謝罪を求めるという設定のサイトだったんですが、どうも作者がかなりのヨシリンであったらしく、柳博士(ユウ・パクサ)女史は、名前からして既にダウトであるということに気が付いてなかったんでしょう。
 博士って名前は、こりゃ間違いなく男の名前ですな。知り合いのオッサンに聞いたら、例えば日本人でヒロシって名前の女の子がおったらおかしいやろ?と言ってました。なるほど、分かりやすい。
 
 たぶん、ヨシリンでも知ってる有名な韓国人である柳美里と李博士の名前を混ぜたんでしょうが、李博士はおっさんだということは記憶してなかったか、日本も韓国もクリル・アルタイ語族だから姓が先に来るということすら知らなかったとしても、ヨシリンだからしょうがないかもしれません。
 
 しかし、このヨシリンの面白いところは謝罪問題を扱ってたサイトのくせコいて、謝りかたがこれっぽっちもなってないところにあります。右翼思想の持ち主が、こんなヘタレな胆の座ってない謝りかたでどないすんねん! 面白すぎるぞ!
 
 
12月10日
 
 今日は、4日ほど前に文具屋に行ったときに衝動買いした著者謹呈と書いたゴム印のハンコが完成しました。なぜこのハンコを作ったか。
 
 日本の出版業界には、著者は本500冊だか1000冊だか刷るたびに1冊づつ自分の書いた本が貰えるという嬉しい風習があるようです。
 だから、1万部出れば10冊か20冊貰えることになります。なんでそんなに貰うんだと思われるかもしれませんが、なんか自分の本というのは自然に家から無くなっていくものです。超クソゲーは30冊ほど貰った上に7冊ぐらい自分で買ったんですが、それでもすぐにどっかに行きます。40冊ぐらいあったはずなのに、家には今本当に1冊しかありません。そもそも初版までがどっかに行ったのは本気でイタい。
 近所のオッサンなんかは特に、返すつもりどころか読むつもりさえ全然全く微塵もないくせにちょっと貸してくれと言って持っていってしまいがちです。しかも、なんで俺が心の底からただの近所のオッサンにまで貸さなあかんねんと思うような人まで持っていきます。読んでも間違いなく理解できない近所の漁師のオッサンにまで持っていかれるのは、本当につらい。んで当然、殊勝に返したオッサンなど一人もいません。
 
 しょうがないので、これらはどうせ元からないものと諦め、奥付けのところに著者謹呈のハンコを押すわけです。
 あと、お世話になったあの方やこの方にも本は発送せねばなりません。というか、今後お世話になりたいあの会社やこの会社にも送ったりとかしがちです。
 
 やはり、やはりなんかこのハンコを手にしたらまるで作家にでもなったかのような気持ちになります。
 
 俺ももう2冊目の以降の本を出すんだから、そろそろ造らないわけには行かないだろうしね。唐沢俊一氏なら、このハンコは有効活用してるだろうなぁ。俺が造っても押す機会はあまり多そうに無いからもったいないといえばもったいないんだけど、なんか自己満足したからいいや。とりあえず超クソゲーに押してみた。すごくいい感じでイヤッホー!
 
 
12月 9日
 
 今日は、N64にはカスタムロボ、DCには電脳戦機バーチャロン・オラトリオ タングラム、PSには蒼魔灯を買ってきて大充実な一日でありましたよ。なんせ、全部面白いから!
 
 とりあえず今日はゲーム三昧ということにしますかね。蒼魔灯から始めるんだけど。 
 
 
12月 8日
 
 マジかよ!
 
 今日の日記も、のちのち俺の役に立ちそうなので書き留めておくことにする。
 本日朝10時頃、某情報サイトに堀井雄二氏がWEBにドラクエ7発売延期を発表したという書き込みがあった。
 ちなみに表題は堀井氏のBBSがクラックされた?
 
 皆が驚いた事件だったが、これは実は本当に堀井氏が書き込んだ文章であったということが後に判明し、もっと驚くことになったのだが。
 
 早速行ってみると、堀井氏の発言以降は何も書き込まれていない。どうやらLOGが流れないように書き込みを禁止したようだ。
 内容的には、ジャンプに3週連続で掲載されるドラクエ7情報に、序盤における重大なネタバレが多数含まれていることについてだった。
 これは、現在追い込みで忙しい堀井氏が情報誌や週刊誌をチェック出来なくなりつつあったので、エニックス広報にチェックを一任したところ、いきなり多数のネタバレが含まれていたということだ。だから怒ってやる気が無くなったため発売が大幅に延期するだろうと書いてあった。この段階では。
 
 これは、たぶん現在掲載されているものについてどうこうということではないだろう。ダメージは大きいとはいえ、もはや公開されてしまったことだ。済んだことをくよくよ言っても仕方がないのだ。
 そう、これはまだ済んだことではなかったのが大問題だったのだろう。
 明確に書かれてはいなかったが、このジャンプでの3号連続ドラクエ大特報は、今はまだ3週連続の第1週目なわけだ。これはたぶん、堀井氏は1号目のゲラ刷りもしくは見本誌を見て、慌てて次の号以降の特報を差し止め内容を書き換えるよう交渉していたのではないだろうか
 しかし、それは叶わず結局そのまま印刷所に廻ってしまった。それを受けての今回のこの事件なのだろう。
 今日は水曜日で、たぶん次の月曜日に発売のジャンプの原稿が印刷所に廻る最終決断だったんだと思う。しかも今は出版社が1年のうちで一番忙しい年末進行の時期だ。
 
 堀井氏は明け方まで粘ってみたが、それでもジャンプを止めることはできなかったのではないだろうか。
 それが、この騒動の発端であると思うのだがどんなもんだろう。
 
 さて、では広報氏はなぜドラクエ情報をきちんと検閲できなかったんだろうか?
 これは、ドラクエ7の発売延期が11月の20日あたりまでひた隠しに隠されていたことにも関係あるだろう。なにせドラクエが今期内に発売されなければ、株価に大変な影響を与えるのである。実際に発表されたあと、エニックスの株価は低下した。
 そこで問題なのは、11月20日以降発売だったジャンプにはドラクエは12月29日発売ということで掲載されていたことである。
 
 つまり、ジャンプは(少なくとも、そのジャンプが校了するまでは)この事実を知らされていなかったということであろう。
 
 当然ジャンプにはこの件に関する借りがある、そしてエニックスは集英社(というよりジャンプ)に対して発言力が弱いのではないかと思える。
 普通、いくら出版社とゲーム会社の蜜月が続いていてオフィシャル攻略本をずっと発売し続ける間柄でも、ゲーム会社が自前で出版社を持ってしまえば出版社はオフィシャル攻略本を出せなくなることは、ファイナルファンタジー8のオフィシャル攻略本がアスキーから出なかったことを考えれば言うまでもないことだろう。
 
 しかし、エニックスはスクウェアが足元にも及べないような強力な出版部門を自力で育成しながら、ドラクエモンスターズの公式ガイドブックは集英社から出ているのである。
 自分の会社の売れ筋ソフトの攻略本を、自分たちも決して恥ずかしくはない規模の出版部門を持ちながら出さないというのは他にどういう理由があるのか思いつかない。
 
 広報マンというのは、厳しくもつらい仕事だろう。
 もともとジャンプより立場が弱い上に、発売日がらみで天下のジャンプに発売日にはTVやニュースなどで既知であった誤報を載せてしまったということになるのだ。そりゃ、もうちょっと出せないかねと言われたら押し切られてしまわない自信なんて俺には無いな。
 この広報マン氏は、もしかして非常に気の毒で辛い立場にあるのではないだろうか。むろん、堀井氏のクリエイターとしての尊厳が傷付けられたことは見逃せない事実であるが、これは俺が語らなくてもいずれ誰かが語ることであろう。
 
 ここは、いまつらい立場でいるだろう広報マン氏に、せめて俺ぐらいは同情してあげたいと思うわけだ。
 
 ちなみに今日の日記は俺が集めた範囲での状況証拠による推測でしかないんで、まぁ都市伝説みたいなもんだと思いながら読んでくれれば。この推論はフィクションであり、実在の堀井雄二氏やエニックス、集英社およびエニックスの広報氏にはなんの関係もございませんのことよ!
 
 
12月 7日
 
 今日は取りたてて面白いことがなにもなかったので、おもしろいサイトを紹介するので勘弁しろやぽざまん
 
 
12月 6日
 
 今日は、各方面との仕事の話がいろいろ重なる。
 ……ところでなんで皆、俺が小説書けると思うんでしょうか? ひょっとしてこれのせい? 俺これ書いたの5年前なんだけどなぁ。
 
 
12月 5日
 
 今日はなんだか家を一歩も出ずに鼻クソをほじりながらときめいていました。
 
 
12月 4日
 
 今日は、待望の新作映画ワイルドワイルドウェストを見に行きました!
 
 いやぁ、面白かった! なにが面白いってその全編溢れるハズしっぷり
 
 そもそもこの映画、公開初日の洋画の新作なのに、客が10人ぐらいしかいません。むろん、無理矢理付き合わせたHitoshiと俺含めて!
 いやぁ、この映画は女の子とのデートで見られる映画じゃないな、だってあまりにも楽しさ新次元だもの。こんなの見てゲラゲラ笑ってるとこ見られたら、正気を疑われかねません。
 
 俺はデートにテイストが彦龍系な食い物屋とか、面白くなさがすごい映画とか、電波系マスターがいる飲み屋とかに好んで連れて行ってそれ以後女性が音信不通になるという経験を3回ほど繰り返してますが、今回もそういうデートにはオススメといえます。
 というか、俺と日曜日に遊びに行っても俺が普通のところに案内するはずないやん! そこんとこは諒解していただきたいよなぁ。
 
  
12月 3日
 
 POWER TODAYでまた面白いネタがありました。
 くつぎけんいち氏の手がけたCGアイドルテライユキ偽者が大登場!
 このニセモノちゃまがアゴストバーチャルビューティVol.5に登場するそうですな!
 
 くつぎ氏のサイトで、パクリ疑惑浮上中の猿飛氏のモデリングデータとくつぎ氏のデータを重ねてその同一ぶりを示した、超一目瞭然の比較画像絶賛掲載中! こりゃ尻と手の形をちょこっとだけしかも不細工にいじっただけだというのが手に取るように分かるオモシロぶりに記者も昇天。
 
 げはははははは! 尻と手を不細工にいじっただけでオリジナル主張してお仕事募集しちゃイカンでしょ! 30にもなって! いや30になってしまったからこそか?
 つーかさ、顔面や胴体と服のモデリングスキルが明らかに違うから誰が見ても服の質感がおかしいというかボディペインティングにしか見えませんが。
 とりあえずこのサイトいまはBBSで強気に踏ん張ってるけど、3日以内に潰れそうな気がしてしょうがありません。早めに見ておこう!(と思ったら、3日じゃなくて3時間でした。たぶん消し忘れの移転前のサイトにリンク張り直したのUPします。)
 
 
12月 2日
 
 ときメモ2痛快スルーワードコンテスト(名前が変わってるけど気にするな)にて驚愕の事実が露見!
 痛快スルーワードのなかには、イントネーション選択がないものがあり、例えばシンイチとかキヨシみたいなよくある名前は、滑らかに喋るように最初から登録してあります。
 んで、登録されているイントネーション選択なしワードになぜ
 

おたく にゅうりん(桜花)
 
 が含まれてるのか? 謎が謎を呼びますな! 俺も試してみてびっくりしました。まだこんなのは氷山の一角であり10個ぐらいは隠れてるに違いねぇ! さぁ皆さんレッツ言葉狩り! さぁ!
 
 
12月 1日
 
 今日は、前から欲しかった新紀元社のゲームシナリオ作法という本を買いました。
 こんなどう考えても仕事に不可欠そうな本なのに、金がなくて本屋で見かけてから5日近くも買えなかったという体たらく。
 
 この本はまだ読了してないので論評は差し控えますが、とりあえずゲーム開発者なら基礎編中の基礎その1だけでも読んでおいた方がいいでしょう。
 ここで何を書いてるかというと、ブレインストーミングの仕方を書いているからです。
 
 ブレストならいつでもやってるよって言う奴も多いんだろうなぁ。でも、ここで分かるのは普段やってるのはブレインストーミングという言葉を借りたただの意見の潰し合いでしかないってことです。
 絶対譲らない意見を抱えて潰し会うスタイルの会話では、アイデアは全て死滅します。特にブレストってのはネタ出しなんだから。
 
 ブレインストーミングの原則の第1として、「決して嘲笑、批判しない」という項目が挙げられています。
 第2原則が「アイデアはたくさん出す」
 第3原則が「面白いこと優先」
 第4原則が「他人のアイデアの尻馬にドンドン乗る」
 
 よく見りゃ分かりますが、これは馬鹿話の基本ルールと全く一緒です。ブレストってのは、つまるところ馬鹿話です。

 ところでブレストにいちばん向いてない最低の奴の典型例として、ブレストの最中に駄目出しする奴というのがあります。
 んでそいつは自分のことを調整役だとでも思っててブレストを俯瞰してる賢い人間だ思い込んでる一番たちの悪いバカだったりします。俯瞰する奴が発言したり干渉しちゃいけないってのが分かってないのもバカですが。
 んなことする奴ぁそのブレストにおいて役に立たないどころか存在そのものが有害です。
 ようはブレストそのものの概念が分かってないアンポンタンであるといえます。そういう人にはありがたい意見を開陳してもらうよりも、その口で机拭き用のゾウキンでも咀嚼して貰っている方がまだしも有意義ですな。

 その場でウケなかったアイデアはそのままフォロー入れずに忘れればいいんであって、いちいち評論するもんじゃありません。フォローが入らないことそのものが却下の印なんだから。面白いアイデアが出たら、それをどんどん転がしていくと。
 
 ブレストで我を押し通そうとするからアイデア不足でろくなゲームが造れないというのは、自分の信念に凝り固まった新人長老風吹かすベテランや、仕事を覚えて尊大になってきた中堅どころと全ての使えない奴に当てはまることと言えます。
 
 ところで、ここで逆にブレストの論理を完成品にまで持ち込む奴がいるよね。

 これはこれで当然論外です。ブレストはアイデアの提起であり。商品はアイデアの結果ですからね。
 
  



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