セングラ野郎どもの考察(これは、セングラ発売2ヶ月前に書いた文章そのままです)
センチメンタルグラフィティ(セングラ)発売前に秋葉原のソフマップ前のデモに見入ってた野郎どもは、一見どいつもこいつも同じように見えることだろう。
けど実は、考え方がゼンゼン違う2種類の連中で構成されてる。
その2種類ってのは、セングラのビリーバーと懐疑派だ。
まずビリーバーは、比較的ゲーム経験が浅かったり、根が善人だったりする人たちだったりする。
ゲーム雑誌なんかで「期待の新作」と書かれたり、公開されてる甲斐智久先生の女の子の絵がツボを直撃な感じだったりで、セングラの発売前からファンになったような人のことだ。
それに対して懐疑派は、おおむねゲーム歴が長くていっぱしの知識がある、根性悪のひねくれ者のことだったりする。その長年の経験と勘が、たとえゲーム雑誌がどう書き立てようと、このゲームはジャンク株の匂いがすると警告を発しまくってるわけだ。
しかし、かなりヤバい雰囲気がまとわりついてるのに、発売前のプロモーションがあまりにも当たって先行しすぎている。
そこで、引っ込みのつかなくなったセングラの体験版をチェックして、スパルタンな出来だったら大笑いしてやろうという腹積もりでこの場に集まっている、まったくとんでもない俺たちのようなロクデナシのことを指す。
両者の見分けかたのポイントはズバリ口もとだ。まあ、どっちもニヤついていることに違いはないけど。
しかしビリーバーの場合はだらしなく緩んでるんだけど、懐疑派の場合は小馬鹿にしたように片側だけつり上がっているという違いがある。
そりゃもう、懐疑派は片側だけつり上がった唇の内側で、声に出さずに文章化したら訴えられそうなことをいろいろ言ってるわけだ。
だけどこの両者が全くの別物かというとそうでもなくて、セングラの原画に似ても似つかない上にこれっぽっちも動かない画面を食い入るように見つめてるって部分じゃあ共通している。
結局は注目点が違うだけで、みんなこのゲームを楽しみにしていることには変わりないということだ。
PROMPT>